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東日本大震災報告 ~東日本大震災と赤十字~

日本赤十字社鳥取県支部では、平成23年7月2日(土)、とりぎん文化会館(鳥取市尚徳町)で、一般県民を対象に、東日本大震災に際し、現地での医療救護活動やこころのケア活動の報告会を開催しました。

当日は、80人の来場者があり、救護員による現地の悲惨な被災状況やニーズの変化などの説明に熱心に耳を傾けていました。

 

 

初動時に活動した前田看護師は、通信状況の悪さにより、十分な活動につながらなかった、初動時の混乱した状態を説明しました。

 

 

岩手県釜石市で活動した、広岡薬剤師は、慢性疾患のある避難者の中の多くは、常用している薬も津波で流されてなくなっており、多くの方々が薬を求めておられた様子を語り、服用している薬の名前を非常持ち出し品に加えておくよう訴えました。

 

こころのケアの活動を石巻市で行った樋口看護師長は、日が経つ毎に、ストレスも溜まり、また肉親などを失った悲しみがどんどんこみあげてくるため、こころのケアの継続の必要性を語りました。

 

6月下旬に石巻市での救護所で診療を行った、尾崎医師は、地元の医療機関も立ち上がってきており、医療救護のニーズは低くなっている。被災者の自立に向けての支援活動を行いつつ、活動を縮小するタイミングを考えなければならないと今後の課題を述べました。

 

最後には、講演を行った医師らが、今後への提言を行い、「鳥取が被災した場合の態勢を、この機会に十分に検証し、対策を立てる」などと話していました。

 

また、日本赤十字社には、多額の義援金が寄せられており、一般県民へのお礼を述べるとともに、受付状況のほか、被災地への送金・配分の方法についての説明を行い、理解を求めました。

このほか、会場には、現地の活動写真を50枚展示したほか、現地で使用した救急車などの救援車両やエアテントによる救護も設置し、来場者に紹介しました。

 

 

 

~主催した日本赤十字社鳥取県支部より~

日本赤十字社の救援活動は、全国の豊富な人的資源と組織力を活かし、地震発生日から、今まで一日も欠かすことなく、続けられています。

その活動内容も医療救護のほか、こころのケア、救援物資の提供、防災ボランティアによる復旧支援活動など、多岐にわたっています。

常に災害に対しては、このような対応ができるよう、訓練と準備を継続してきましたが、今回の活動内容を検証し、よりよい活動が可能になるよう更に努力いたします。

また、このような活動の資金は県民の皆様からのいただく社資(社費、寄付金)で賄われています。今後も変わらず、今まで以上のご支援をお願いするとともに、赤十字活動への参加も併せてお願いします。